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品質に対する取組

品質に対する取組・ISO9001

  • 高品質と高いコストパフォーマンスの両立を目指す

製品作りの全てのプロセスが品質管理の過程であると考え、企画・製版から印刷・加工・納品に至るすべての工程に様々な品質管理のノウハウが詰め込まれています。
各プロセスでは作り込み品質と検査による不良品の流出防止を最良のバランスで実践し、高品質と高いコストパフォーマンスの両立を目指しています。

【平成12年1月】 ISO9001 本社・日野工場認証取得

製版工程

色彩の再現性と校正の信頼性が大幅に向上
【検版システム】
昔から製版工程での最大の課題。それが修正の際の校正確認漏れ。どんなに技術力が向上した現在の製版現場でも、校正確認は目視検版が一般的です。当社では校正の際に、目視検版に加え、コンピュータでの比較検版システムを導入し、信頼性が大幅に向上しました。

刷版工程

版上に付着した異物を除去
【検版】/【CTP】
フイルム出力からCTP出力に切り替わり、フイルム出力の際に存在した文字カケ等のトラブルは激減しました。しかし、出力された版は静電気を帯びることもあり、静電気により付着した異物が版に残ると印刷時にピンホールやカスレ・汚れといった原因となります。そのため、付着した異物は詳細までチェックされ除去されます。

インキ・調色工程

印刷使用インキの配合をコンピュータで管理
【調色システム】
工場で印刷時に使用されるインキは、全て品目毎に種類・配色・配合比率等をコンピュータで管理しています。追加ロットが数年後に発生した場合でも、前回と全く同じ配合比率の特色インキが使用され、また、版面積に応じたインキ量を作ることで無駄をなくします。

印刷工程

・印刷と同時に全数検査が基本
【インラインカメラ】
印刷工程における、油ダレ・水ダレ・汚れ・ピンホール等のトラブルが印刷と同時に全数検査行なわれます。これにより、不具合の発生を最小限に抑えると共に、不良品の流失を防いで高品質なコストパフォーマンスを可能にしています。
【オフライン検査機】
オーバーコート等、インラインカメラでは検査できない印刷工程での不具合を検査できます。印刷時の不具合をインライン・オフラインの工程で検査するため、品質の信頼性は大幅に向上しました。
【バーコード検証】
バーコードの品質は印刷精度により変化します。印刷後に専用検証機によって厳しく検証され、次行程へ引き継ぎます。検証されるバーコードは、医療用・2次元・3次元等と多種にわたります。

打ち抜き工程

0.1mm単位での見当ずれを検知
【ビデオマークセンサー】
打ち抜き時に印刷物の表裏を自動で判別し、0.1mm単位での見当ずれを検知します。沢山の抜き落し(紙片)は一ヶ所に集められ、リサイクル業者に引き渡します。

貼り工程

登録された不良内容をブランクスで全数検査(検査対象裏面)
(ブランクスとは、印刷後に型抜きしたままの生地の状態を指します)
【のり検査機】
ブランクスに塗布された糊をカメラを通して、位置や長さを記憶させ、異常があった場合には、ブザーランプで知らせ、給紙を停止します。
【異品種混入バーコード検査】
異品種混入防止を目的とした検査機で、ブランクスに印刷された混入防止バーコードを機械で読み取り、異品種が混入した際にはブザーランプで知らせ、給紙を停止します。
【裏面検査機】
あらかじめ登録された傷・汚れの大きさ、傷量を超えたブランクスが通過すると給紙を停止します。(一部機械にのみ対応)

検査工程

最終検査は目視で全数検品(検査指定品限定)
【全数目視検査】or【ブランクス検査機】
作業の効率化と品質の安定を考慮し、検査員による目視検査とブランクス検査機での検査とを併用して、不良品の流失防止を図り製造工程へのフィードバックをすることで、品質の向上に努めています。
【シートシャッター】・【エアシャワー】
お客様に納品するパッケージに虫や異物が付着・混入しない様、建物内から検査工程へ繋がる作業員通路にはエアシャワーを完備し、出荷を行う際に外部へ通じる通路は、複数箇所にシートシャッターを多重連動させることで防虫対策に努めています。

顧客満足度の追及

  • 顧客満足に応えるために視点を変えて企画を提案

ひとつの製品は、消費者に対しての企業の「声」であり「顔」であると考えます。「どうすればお客様に喜んで頂けるか、信頼を得られるか・・・」お客様の幅広い要望に応えるため、安全性、コスト、機能性など様々な要素を異なった視点で見つめ、納得頂けると判断した製品をご提案しています。
ご提案する製品は、高性能な検証機器類によってインキの耐光性や摩耗テストなど検証を行っています。
※検査環境:温度23°±5° 湿度50%±10% 試験機及び試験物に直射日光が当たらない環境

摩擦強度を測定し、表面処理の耐久性を検査

【耐摩試験機】
印刷物を重ね合わせて荷重をかけ、一定の摩擦動作を繰り返し、印刷された表面処理の耐久性を検査します。摩擦強度が低いと、運送の際に表面に傷や汚れがつきやすくなります。標準検査は荷重500gで500回の摩擦を2回行います。

静摩擦係数を測定し、凾の利便性を検査

【静摩擦係数測定機】
印刷物表面の静摩擦係数を測定することで、利便性を数値で表現することが可能です。例えば摩擦係数が大きいと店頭にて陳列の際に作業効率が低下したり、凾の手触り感が異なったりすることが考えられます。標準検査は5回測定し、最大値と最小値を除いた範囲が測定値となります。
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